住職の論文がPDFで読めます♡ chief priest's articles are available through CiNii and INBUDS. Click "Akira Fujimoto"!

 

良い時代になりました。抜き刷りを送ったりしなくても、最新の数年分は有料、ちょっと古いものは無料で、どなたでも自由にPDFで読めます。興味がおありでした ら、開いてみてください。

国立情報学研究所 論文情報ナビゲータの CiNii(サイニイ)や、インド学仏教学のINBUDSが出してくれているみたいです。

 

住職・藤本晃の論文:

『パーリ学仏教文化学』

 

14号「Petavatthu-atthakathaにおける『指定』説と『自業自得』」

 

誰かに自分の布施などの善行為を指定してその功徳をあげる功徳回向は、自業自得の法則と矛盾するのではないか。日本の仏教学界の長年の懸案を、矛盾しない、と解明。回向された人は、回向した人のその気持ちを一緒に喜んで(随喜して)いた!

 

17号「『仏説盂蘭盆経』の源流」

 

『盂蘭盆経』は中国撰述の偽経ではなかった。パーリ小部経典『餓鬼事』の「舎利弗の母」が元ネタの、遅くとも紀元前三世紀には成立していた由緒あるお話。盂蘭盆という名前の由来も突き止めた?

 

19号「預流果への道:随法行と随信行」

 

悟りの第一段階・預流果に悟る方法とは? 

 

『印度哲学仏教学』(北海道)

 

20号「四沙門果説の成立と構造」

 

韻文が古くて散文が新しいなんて「学説」は古い古い。韻文にも散文にも最初から最後まで四沙門果は説かれまくり。

 

その他、『印度学仏教学研究』や『日本仏教学会』などで発表したものも、INBUDSなどで著者・藤本晃で検索すると、いろいろ出てくるようです。善悪業の自業自得の問題、功徳回向と随喜の問題、植物に心があるかという問題、禅定の問題、第一禅定の入り方、など、楽しそう?なものが盛りだくさんです。どうぞご一読くださいませ。